愛情と信頼の家庭づくり

2004年は国連「国際家族年」10周年

 今年は、国連の「国際家族年」10周年にあたります。日本では核家族化がすすみ、単独世帯や未婚の男女が増えています。
 理想社会をつくるうえで、愛情と信頼にみちた家庭づくりが求められています。
 家庭は人々が生活し活動をおこなう社会の基礎単位です。それゆえ社会をよくすることと、家庭の発展は同じ歩調ですすんでいきます。
 家庭も社会も、男性と女性で構成されています。男女がよい関係を結び、夫婦が互いに社会の主人公として尊重し、愛情と信頼をもって助けあってこそ、家庭も発展し社会もよくなっていきます。

自由と平等の男女関係

 これまでの女性解放や家族のあり方についての考え方には、主に二つの特徴がありました。
 一つは、個人としての女性が、個人としての男性とのあいだで完全に自由になり、社会と家庭生活のあらゆる分野で平等になることでした。
 二つは、女性も男性と同じような経済的条件を獲得することと関連させながら、女性の解放や家族のあり方を追求するということでした。

単独世帯や未婚率の増加

 女性や家族をとりまく環境は大きく変化しています。
 最近の20年間で、男親と子どもの世帯や母親と子どもの世帯、非親族の世帯とともに単独世帯が急増しています。
 従来、女性の結婚適齢期といわれた25〜29歳の未婚率は半数をこえており、男性の30〜34歳も四割が未婚です。これまでの結婚のあり方が変化しています。

愛ある家庭と社会づくり

 男女にとっても、お互いに自由で平等であることはだいじなことです。それを前提としたうえで、家族のなかに互いに助けあう関係をきずいていくことがより大切です。
 男性も女性も、夫も妻も社会に目をむけ、助けあって、生活に根ざして身近なところから社会と人々のために生きる努力をするならば、愛情と信頼にみちた家庭をきずいていくことができるでしょう。
 夫と妻、親と子が社会の主人公として、多くの人々の幸福のために愛し信じいたわりあう家庭をきずいていくならば、それは人々が愛と信頼で結ばれたよりよい社会を先取りした姿をつくることになります。
 愛ある社会は、愛ある家庭によってつくられていきます。
 家族、家庭に関する問題は、人々の個人生活にとどまるだけではなく、日本と世界の明日の姿、人類の未来をもっとも身近なところからきずいていく、大切な問題であるといえるでしょう。